初秋、急に気温が下がって雨の日が続くと、家での過ごし方も少し変えたくなります。羽織りや換気、温かな食事、毎日の栄養補給を見直すことから、おうちでできるウェルネスを始めてみませんか。身近な食材で作るスープや、食品を選ぶときの視点をご紹介します。
ついこの間まで半袖がちょうどよかったのに、20℃前後の日には温かい汁ものが恋しくなることもあります。大がかりな習慣を増やさず、部屋の空気や食卓、眠る前の時間を、その日の自分に合わせて少しずつ調整していきましょう。
涼しい雨の日、何を整える?
まずは、服装と室内の過ごしやすさを見直してみましょう。同じ20℃でも、半袖でじっと座っているときと、家事で動いているときでは感じ方が違います。薄手の羽織りやひざ掛けを、手の届く場所に置いておくと便利です。
雨で濡れた靴下や服は着替え、冷房の設定も室内の様子に合わせます。温度計の数字だけで決めず、「今、寒くないかな」と感じ方を確かめることからで十分です。
肌寒い日も、部屋の空気は入れ替えたいものです。厚生労働省は季節を問わず換気が大切だとしています。24時間換気設備や換気扇を活用し、窓を開ける場合は雨の吹き込みや冷えすぎに気をつけましょう。参考:厚生労働省の換気に関する案内。
室内干しで湿気がこもる日には、加湿する前に湿度計や結露の様子を確認します。季節の名前に合わせるより、その日の部屋の状態に合わせることを大切にしましょう。
温かな一椀から、食事を楽しむ
雨で買いものに出るのがおっくうな日は、家にある食材で温かい汁ものを用意してみませんか。豆腐ときのこの味噌汁や、卵と青菜のスープなら、普段の献立にも取り入れやすく、具材を替えて楽しめます。
食事は、ごはんなどの主食、卵・魚・肉・大豆製品などの主菜、野菜などの副菜を組み合わせることが基本です。汁ものを添えるときも、一食全体で何を食べるかを考えてみましょう。参考:消費者庁「保健機能食品について」。
何品も並べなくてもかまいません。冷凍野菜や豆腐、市販のだしを使い、食べやすい量を用意します。湯気の立つ器を前にひと息つく時間を、その日の生活に区切りをつける小さな合図にしてみましょう。
薬膳の知恵を、身近な食材から
中医学を背景とする薬膳では、季節や人に合わせて食材を組み合わせることが大切だと考えられています。ここでは伝統的な食文化の紹介として、季節と食欲を意識する食卓のヒントを取り入れてみます。
いつものスープに少量のしょうがを添えたり、おかゆに山いもを加えたりするだけでも、香りや食感に変化が生まれます。食用のなつめが手に入れば、種を取り、やわらかく煮て甘みを楽しむのもよさそうです。
しょうがは、香りや辛みで料理にアクセントを添える身近な食材です。珍しい素材をそろえたり、たくさん使ったりする必要はありません。自分がおいしいと感じる量から試してみましょう。参考:農林水産省「香辛野菜&つまものの魅力」。
しょうがが香る、豆腐ときのこのスープ
豆腐、しめじ、青菜を一つの鍋で煮る、雨の日にも作りやすいスープです。豆腐からたんぱく質をとりながら、野菜やきのこも一緒に取り入れられます。しょうがの量や味噌の濃さは、好みに合わせて調整してください。
材料の目安・2人分
- 豆腐:150g
- 食用のしめじ:半パック程度
- 小松菜:1株
- しょうが:薄切り1〜2枚
- だし:400mL
- 味噌:小さじ2程度から、味を見て調整
作り方
- しめじは石づきを除いてほぐし、豆腐と小松菜は食べやすい大きさに切ります。
- 鍋にだし、しょうが、しめじを入れ、しめじに十分火が通るまで煮ます。
- 豆腐と小松菜を加えてさらに加熱し、火を弱めて味噌を溶き入れます。
ごはんを添え、食欲に合わせてほかのおかずを組み合わせましょう。しょうがが苦手なら省いても大丈夫です。日常の献立として、無理なく楽しめる味に仕上げてください。
毎日の栄養補給、どう考える?
毎日の食事だけでは補いにくい栄養を考えるとき、健康食品は日々の食生活を補う選択肢のひとつです。まず普段の食べ方を振り返り、食事で工夫できることと、必要に応じて補うものを考えてみましょう。
選ぶ際は、目立つ言葉だけで判断せず、成分名や含有量、摂取目安量を確認します。保健機能食品の場合は、製品に表示された内容や対象者も読み、自分の目的に合うかを確かめることが大切です。参考:消費者庁の選び方・利用方法。
- 何を補うためか。 食事の内容と成分表示を見比べます。
- どのくらい使うか。 一日の摂取目安量を守り、似た成分の重複に気をつけます。
- 注意事項はあるか。 対象者やアレルギーなどの表示を確認します。
健康食品は多くとるほどよいものではなく、医薬品の代わりでもありません。服薬中・通院中の方、妊娠・授乳中の方は、利用前に医師や薬剤師へ相談してください。参考:医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の基礎知識。
セミタケとは?冬虫夏草との関係
食品の原材料に目を向けると、普段は聞き慣れない名前に出会うこともあります。セミタケは、冬虫夏草の仲間として紹介される菌類の一つです。森林総合研究所は、セミなどの昆虫と、きのこをつくる菌類との関わりを紹介しています。参考:森林総合研究所「セミタケと、きのこを作る虫生菌」。
「冬虫夏草」という呼び名だけで、すべてが同じ種類や成分というわけではありません。食品として加工されたものを見るときは、原材料名、使用部位、培養や抽出の方法、配合量など、個々の商品情報を確かめてみましょう。
素材の名前を知ることと、その商品に特定の働きがあると判断することは別です。珍しさだけで選ばず、どのような原材料を使った食品なのかを知るところから始めてみませんか。商品情報は、OKD Vitalisのセミタケを見るからご覧いただけます。
雨の日を、自分のペースで
食卓を片づけたら、今夜は少し早めに休む支度をしてみましょう。「あとひとつ」の家事を明日に回したり、翌朝に使う羽織りを出しておいたりと、自分が楽になる小さな準備を選びます。
部屋の空気を入れ替え、温かな一椀を用意し、落ち着いて食事を楽しむ。すべてを一度に変えなくても、その日にできることを一つ選べれば十分です。
OKD Vitalisは、季節や暮らしの変化に気づき、自分に合った心地よさを見つけることを大切にしています。雨音が続く初秋の一日を、おうちの過ごし方を見直すきっかけにしてみませんか。
参考情報
- 厚生労働省「令和7年度 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A」:室内換気
- 消費者庁「保健機能食品について」:食事の基本、表示の確認、摂取目安量
- 農林水産省「食卓を彩る 香辛野菜&つまものの魅力」:しょうがの香りと用途
- 森林総合研究所「セミタケと、きのこを作る虫生菌」:自然界の分類・生態
- 医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報:基礎知識
参考情報確認日:2026年9月12日。カバー画像は料理と室内のイメージです。本記事は一般的な生活・食品情報を紹介しています。